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2014/10/4
ゴーストライターであるだけに、お仕事で本を書かせていただいたりすることがあります。もちろん自分で思い立って書く本ではありません。お客様より依頼をうけて執筆する本です。
お客様が本にしようと思われるほどの題材ですから、内容はいずれも専門的です。日常的な専門性 たとえば掃除の上手なやりかたとか、人とのコミュニケーションの取り方といった内容であれば、一般人の私でも感情移入しやすいので執りかかりも早いのですが、ともすると非常に専門的で、頭の中が巻ッ切れそうになるものもあります。
法律とか、経済とか、パチンコとか、釣りとか……。
こういったものは、執筆以前に結構勉強しなきゃなりません。
資料をいただくだけじゃ足りず、ネットで調べたり、図書館に行ったり、出張取材したり。執筆より構成に時間がかかるケースも往々にしてあります。
とはいえ、とりあえず本が書ければよいので、ご依頼主様並みのエキスパートになる必要はないのですが、今度はその中途半端さが、結構のめりこみがちな私とって我慢ならず、却って歯止めが効かなくなるというか……とことん、知りたくなってしまうんですね。
でも、そういう姿勢は大切だと思うのです。
というのも、私がきちんと理解しない限り文章にならない、本にならない。それはお客様の本が消費者の手元に届かないことを意味しています。
そしてもうひとつ。コミュニケーションというものは、言説というシンボリックな媒体を介するために、10知っていることを10伝えることはほとんど不可能という非合理な宿命をもっています。
つまり、私が12くらい知って、はじめて本には10掲載されるってことです。
だから、知的欲求も執筆上重要なファクターなのです。
どんな本も、仕上げるのに楽だったものはありません。そして勉強になるものばかりです。
いろんな世界があるなあ、いろんなノウハウがあるなぁ、と感心しきりです。
だから書き上げてしまうと、ホッとする反面、もう終わっちゃったか、と、さびしい気がするのも本音です。
本をご依頼になりたい方、こんな感じでゴーストライティングいたします。
不肖ながら必死になってついていきますので、よろしくお願いします。
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