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サクラサク通信｜さくら文研・代筆スタッフブログ

秋だし「鍋」礼賛！

2014/11/9

11月。めっきり寒くなりました。
そして食欲の秋。

つまり、鍋ですね。

先日、遠方より友が訪れ、何かおもしろいことをしようと計画を練った結果、「こだわりの鍋を催そう」ということになり、食材の旅に出ました。
私たちの在所は鹿児島県の県庁所在地、鹿児島市。
目指す食材の聖地は大崎町。鹿児島県東部に位置する大隅半島の東の海沿い。
ここは葱・明日葉などの栽培が盛んな地域です。
私たちは当地の「長葱」に狙いを定め、大崎町を目指しました。

その距離・片道約100KMのロングドライブ。

鹿児島市から大隅半島への移動は、鹿児島湾を渡る定期船に乗船。
海を超えると今度は火の島、活火山「桜島」の麓、溶岩の平原を走ります。
海を越え、山を越え……。

走り抜ける田舎道。眼前には、空と緑と、ひたすらまっすぐな道。
全ての風景に既視感。まるで無限ループ。これぞ大隅の永劫回帰現象……。

こんな風に書くと大冒険ですね。

そうして手に入れた葱は「ちゃんこ葱」という名の、耳慣れぬ代物。
価格は一束30円。
見た目は普通の葱とほとんど変わりませんが、その値段の安さといったら。
だって普通の長ネギは、一束120円くらいのものですよ。
それが30円って……不安が募ります。
怖いので一束だけ買って帰りました。

ところがこの葱、大当たりでした。

肉厚で、ジューシーで、甘みもたっぷり。煮ると独特のとろみが出て、いやあ、良品です。
もっと買っとけばよかった('A`)
たった30円の葱を、往復200KM・６時間走って手に入れるなんて、ガソリン代など考えたら不合理かもしれません。
しかし苦難を乗り越えて生まれたその鍋の、味とかけがえのなさといったら……^o^b
それに、鍋の楽しみは味だけじゃないですね。
誰と、どんな時間を過ごすか、そういったことも重要。
友とつつく秋の鍋は最高ですよ。

つまり……「鍋はレジャーだ！」

今回私たちがつくった鍋は「軍人鍋」。
鳥があり、魚があり、肉があり……つまり陸・海・空。
ササミは合わないですね。鳥軟骨入りツミレとかにした方がよかったかも。
勉強になりました（後悔じゃありません）。

みなさんの今年の鍋ライフが素晴らしいものになりますように！