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【伽藍の森】
さくらノベルス
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伽藍の森

若き兵士が体験する、命と尊厳の物語。


著者 :小津夢 奏多
ジャンル :小説
価格 ¥477-
冊子換算 :137ページ
販売 :Amazon Services International, Inc
フォーマット :Amazon Kindle
評価 --(さくノベ評価)

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内容紹介

二十世紀始め、地理としては欧州の辺りに位置し、海に面した小さな国が舞台である。この時代、世界の各地で様々な問題を抱えた国同士で戦争が起こり、小さなこの国も当然のように戦いに巻き込まれている。
明日始めて戦場へ出るという夜、主人公のウインやその仲間の兵士達が敵国により奇襲攻撃を掛けられ全滅する。気を失い倒れていたウインは敵の兵士に気付かされるが、彼は目を開けたまま死人の振りを続ける。降りしきる雨の中で垣間見た仲間達の残酷な死に衝撃を受ける。爆撃で耳が聞こえなくなりながらも夜陰に紛れて逃げ延びた彼は、自分だけが生きていることに罪悪感をつのらせて行く。森の中を彷徨よい、森から抜け出す勇気を無くした彼は、死んでいった仲間達のところへ自分も行きたいと死を願う。だが、近くに転がるように死んでいる兵士の遺体を見て、『自分は罪を償わねばならない。このまま行過ぎることは人間として赦されない。それは死んでいった仲間達を汚すことになる。罪を償わなければ仲間達の元へは行けない。』と言う思いに駆られ、彼は死んでいる兵士等を葬り続ける。
彼は爆撃を受けた日から約三ヶ月後に偶然救出されるが記憶を無くしている。
唯一人助かった彼は、裏切り者ではないかと疑惑を掛けられ取調べを受ける。耳は聞こえるようになるが、雨に打たれ続けた彼の目はだんだん見えなくなっている。戦争は終結するがウインの記憶は戻らない。そんな時一人の敵国兵士が証言を申し出てくる。
ウインは幼い頃両親を亡くし、祖母のもとで育てられる。十六歳の時彼は訓練兵として軍隊に入る。訓練学校での間に、たった一人の肉親である祖母が亡くなる。天涯孤独となったウインにとっては、軍の仲間達が家族のように思えてくる。グレーブス隊長や仲間達に支えられ、影響を受けながら少しずつ大人に成って行く。また一方で、軍部内に巣食う惰性や人間の卑劣さなどを知る。彼は人が生きて行くことの悲しさ苦しさに深い痛みを覚え、わだかまっていた両親との精神的葛藤を乗り越え戦場へ赴いている。
救出後の彼は生きることに無意味さを感じるが、記憶が蘇って行く中で、グレーブス隊長が話していた生き抜くことの大切さや、『生きる為の努力を惜しんではならない。』と言う言葉に励まされ生きる勇気を取り戻して行く。

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