自分史レポート|こちら制作室
かつて自分史と言えば、成功した事業家の熟年男性が著すものでした。
しかし、令和7年現在、長編原稿プラスに寄せられるご依頼の多くは、40代半ばの実業家が主で、男女の数もほぼ均等、自分史のニーズが多様化しているのが感じられます。
SNSの普及で、パーソナルなアウトプットが高まった結果、ネットという信頼性の脆弱な媒体に委ねるよりは、きっちり原稿を作成して書籍化する方が威信を構築できるようです。
自分史を書くという行為は、単なる思い出の記録にとどまりません。
心理学的に見ても、そして実生活の視点から見ても、自分史には自己肯定感を高め、人生を前向きにする力があるのです。
ここでは、自分史をつくるメリットを心理学と実体験の両面から分析し、全世代の方々に役立つ知識として紹介します。
自分史を書くことで得られるメリットは数えきれません。
その中でも大きなものが自己肯定感の向上です。
人は日々の生活の中で、自分を過小評価したり、過去の失敗を悔やんだりしがちです。ところが、自分の歩んできた道を文章にまとめてみると、意外にも多くの挑戦や成果を残してきたことに気づきます。
また、自分史は「心の整理整頓」の役割も果たします。
過去の出来事をひとつひとつ振り返りながら書くことで、記憶の断片が結びつき、人生に一貫性が生まれるのです。これが人に安心感を与え、未来を前向きに捉える基盤となります。
心理学の分野では、自分の体験を言葉にすることをナラティブ・セラピーと呼びます。これは単なるカウンセリングの手法ではなく、自分で自分の物語を紡ぎ直す力です。
書くことで「私はこういう人間だ」という認識が整理され、自己理解が深まります。
また、ポジティブ心理学では「過去の成功体験を思い返すこと」が幸福感を高めるとされています。
自分史を書くことで自然に成功体験を拾い集める作業が行われ、心の回復力(レジリエンス)が育まれます。
結果として、困難な局面に直面したときでも「自分はこれまで乗り越えてきた」という感覚が支えになるのです。
自分史は心理的な効果だけではなく、ブランディングの観点でも価値があります。
ビジネスパーソンにとって、自分の歩みをストーリー化することは、自己紹介以上に強力な自己表現となります。
採用面接、講演活動、出版活動など、あらゆる場面で「自分の物語」を語れる人は信頼感を得やすいのです。
企業にとっても周年史や創業者のストーリーはブランド価値を高める武器になります。顧客や社員にとって「どのような思いでこの会社が成長してきたか」を知ることは、共感と信頼を生み出します。
自分史の効用は世代ごとに異なる形で現れます。 例えば――
このように、自分史はどの世代にとっても普遍的な価値を持つのです。
「興味はあるけど、どう始めればいいのかわからない」という方のために、簡単なステップを紹介します。
ポイントは「完璧を目指さないこと」です。最初から完成品を目指すと挫折しがちです。
断片的に書きためていくうちに、少しずつ形が見えてきます。
自分史をつくることは、単に文章を残す作業ではありません。
それは自己肯定感を育て、未来を切り開くための心理的メソッドです。
過去の出来事を一つひとつ紡ぎ直すことで、自分の物語が見えてきます。
その物語は、心の支えとなり、周囲との信頼を築き、人生をより豊かにしてくれるでしょう。
長編原稿プラスは、世代と性別を問わず、様々な職業や人生の躍動する自分史作成をお手伝いしてまいりました。
取材力・構成力・文章力で培った信頼があります。
ぜひ一度ご連絡ください。
あなたにもっとも相応しい自分史作成をご提案いたします。
「長編原稿プラス」は、代筆専門「さくら作文研究所」の運営する原稿作成代行サービスです。「本を出したい」「自分を表現したい」――その想いは万人の根底にあるもの。小説のゴーストライティングを専業としていた時代から培った『原稿力』を駆使し、原稿作成と自費出版のサポートで、みなさまの夢の実現に力を尽くします。
代筆家。 鹿児島出身。広告制作を経て文章クリエイティブに携わり、2010年に小説代筆専門「小説代理原稿連合会」を設立。2014年にフリーランスとなり、「さくら作文研究所」をはじめ数々の代筆ブランドを運営する。手紙・スピーチなど短文原稿の他、小説・自分史等の長編原稿を手掛け、400件以上の受注実績を持つ。著書に『読ませる個人史のつくりかた』『創作系ゴーストライターのつくりかた』『落語随想 八世可楽解釈』などがある。
ゴーストライティングのために書影をご紹介できないのが残念でなりません。
多くのお客様が個人出版(ハードカバー/ソフトカバー)されています。印刷までご依頼いただいたお客様には、もれなく電子書籍化もいたしております。10ページほどの配布用小冊子(販促小説)から、ハードカバー豪華装丁の社史作成まで様々です。お気軽にご相談ください。
母の自分史をつくる
自分史作成インタビュー②
創業記・会社史をつくりたい
自分史作成インタビュー③
※ グループサイト「さくら作文研究所」の作成動画です。