自分史レポート|こちら制作室
自分史の作成をご依頼いただく際、最初に気になるのは「取材」のことでしょう。
ライターにどのように発注し、どんな準備をして取材日をむかえるのがベストなのか、疑問は尽きません。費用やスケジュールについても知りたいところです。
このページでは、長編原稿プラスにご依頼いただく場合のそんな「気になる点」を解説します。
取材は、原稿に書き記す情報を伺うほか、本の仕様を打ち合わせたり、付録する写真や図表をお預かりするなど、大事な機会となります。
主な取材方法は以下の3つです。
基本形。文章のやりとりで記憶を整理し、必要な情報を少しずつ提供できます。時間に追われず進められるので、多忙な方にも向いています。
ただし「会話のキャッチボール」ができないため、話題の広がり方に限界がある点は留意が必要です。
映像と音声を使うことで臨場感が出て、話すリズムや雰囲気まで伝わります。遠方でも可能なため、現在では最も利用される形。
実際、「直接会うのは難しいが顔を見ながら話したい」というニーズに応えられるのが強みです。
ただし通信環境や機材の準備が必要で、不慣れな方にはハードルがあります。
実際に会って話を聞くため、表情・雰囲気・話しぶりがダイレクトに伝わります。とくに年配の方や、文章だけでは伝えきれないニュアンスを大切にしたい場合に最適。
ただし交通費・宿泊費などの実費が発生するケースがあり、事前打ち合わせは必須です。長編原稿プラスの在所は鹿児島県鹿児島市。東京大阪など都市圏の場合、航空機等でお伺いするケースがほとんどです。
では実際に、外注した自分史はどのように進んでいくのでしょうか。
以下の流れは多くのケースに共通する基本形です。
最初に「なぜ自分史を作りたいのか」をうかがいます。誰に読ませたいか、どんな形で残したいかといったことも大切。いわゆるコンセプトです。
ここを曖昧にしたまま進めると、後で方向性がぶれる原因になります。
回数・時間・方法(メール/リモート/対面)を決めます。
ライターはICレコーダーにお話を録音し、終了後に全て文字起こしをして内容を把握。自分史原稿に反映させます。一度のインタビューで済ますこともできますし、何度かに分けることも可能です。
取材メモを整理し、章立てやテーマを固めます。
構成を立てて原稿化することで、自分史を単なる記録から一貫性のある資料作品にいたします。
ご本人に読んでもらい、ニュアンスの違いを修正していきます。「これはちょっと言いすぎだな」といった感覚も尊重しながら調整します。
文章が固まれば、製本やデータ納品へ。形にすることで、初めて自分史は他者と共有できる財産になります。
取材では、事前準備の有無が、自分史の充実度と進行の効率を大きく左右します。 以下のようなことを事前に考えておくと、取材が驚くほどスムーズになります。
人生の主要な出来事を時系列にメモしておいてくださるだけでも十分。ライターが質問を広げるきっかけになります。
証明写真や家族写真、卒業証書、社内報など。とくに「人の顔」が見える資料は文章に温度感を与えます。
仕事中心なのか、家族への思い中心なのか。テーマが決まると取材の軸が安定し、迷走を防ぎます。
ある依頼者は「思いつくままに話す」スタイルで始めましたが、結果的に取材時間が3倍に膨れ上がりました。
準備不足=コスト増加に直結することもあるのです。
自分史作成の場合、係る全費用は大まかに以下の通りです。
取材費+原稿料+印刷製本費
取材費は時間当たりのお値段の他、資料精査費・交通費・宿泊費がかかる場合があります。
取材費は一時間当たり3,000円でお考え下さい(内訳:取材録音・文字起こし)。
資料精査費:資料となる書籍や映像が膨大な量におよぶ場合、精査費をお申し受けいたします。また資料入手を当方で行う場合、購入費用等(実費)をお申し受けいたします。
交通費・宿泊費:出張取材にあたり交通費をご負担いただきます。宿泊を要する場合は宿泊費をお申し受けいたします(実費)。低料金を前提とし、事前に利用交通・ホテルをお知らせいたします。
お客さまでご手配をいただくことも可能です。
原稿料:「長編原稿プラス」の原稿料は、作業の総量を20×20原稿用紙枚数に換算して計算します。 原稿用紙単価は、ご依頼者様からご提供いただける情報、またはご依頼内容によって異なります。
印刷製本費:外部発注となります。印刷製本時の制作管理や表現のディレクションを行い、最善の品質を目指します。
A. 経験豊富なライター・編集者が担当します。人物像や専門分野を考慮し、できる限り相性のよい担当者をマッチングします。
A. 個人情報や取材内容は厳重に管理されます。公開するかどうかも、必ずご本人の意向を確認してから決定されます。
A. もちろん可能です。むしろご家族やご友人からの補足証言が加わることで、自分史はより厚みを増します。
A. すべて整理のうえで返却いたします。必要に応じてスキャンやデータ化を行う場合もあります。
A. 原則としてご依頼者に帰属します。ただし契約内容によっては異なる扱いになることもあるため、事前に確認してください。
A. 取材回数・方法・制作範囲によって大きく変動します。メール中心であれば比較的安価に、対面を重ねるほど費用は上がります。
A. ご安心ください。ライターがリードしながら進めます。必要に応じて休憩を挟みながら、自然に会話を広げていきます。
A. 実費をご負担いただくケースが多いですが、場所や距離によっては一律料金で対応する場合もあります。必ず事前にご確認ください。
FAQの項目を見ていただければわかるように、疑問や不安はすべて事前確認で解消できます。 外注は「人に任せる」ことではなく、「プロと協力して作り上げる」作業です。安心してスタートできるよう、まずは小さな質問から気軽に投げかけてみてください。
「長編原稿プラス」は、代筆専門「さくら作文研究所」の運営する原稿作成代行サービスです。「本を出したい」「自分を表現したい」――その想いは万人の根底にあるもの。小説のゴーストライティングを専業としていた時代から培った『原稿力』を駆使し、原稿作成と自費出版のサポートで、みなさまの夢の実現に力を尽くします。
代筆家。 鹿児島出身。広告制作を経て文章クリエイティブに携わり、2010年に小説代筆専門「小説代理原稿連合会」を設立。2014年にフリーランスとなり、「さくら作文研究所」をはじめ数々の代筆ブランドを運営する。手紙・スピーチなど短文原稿の他、小説・自分史等の長編原稿を手掛け、400件以上の受注実績を持つ。著書に『読ませる個人史のつくりかた』『創作系ゴーストライターのつくりかた』『落語随想 八世可楽解釈』などがある。
ゴーストライティングのために書影をご紹介できないのが残念でなりません。
多くのお客様が個人出版(ハードカバー/ソフトカバー)されています。印刷までご依頼いただいたお客様には、もれなく電子書籍化もいたしております。10ページほどの配布用小冊子(販促小説)から、ハードカバー豪華装丁の社史作成まで様々です。お気軽にご相談ください。
母の自分史をつくる
自分史作成インタビュー②
創業記・会社史をつくりたい
自分史作成インタビュー③
※ グループサイト「さくら作文研究所」の作成動画です。