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新型コロナウイルス対応文例集|無料・著作権フリー・改作自由

 

新型コロナウイルス対応文例集【無料・著作権フリー・改作自由】

新型コロナウイルスの流行により、多くの方々が何らかの形で日常の変容を強いられています。廃業・休業・テレワーク・活動自粛・催事の延期や中止……様々です。特にビジネスシーンではこれらの告知や連絡にあたり、先様に文書をしたためねばならないこともあるでしょう。
しかし……

ただでさえ大変なのにそんなの書いてるヒマが無い。
普段文章なんて書かないから対応できない。

さくら文研ではそういった方々のために、コロナ対応の文例集をつくってみました。文例の著作権はフリーで使用料無料、ことわる必要もありません。お好みの文章をチョイスし、自由に適宜改作して「いくらでも/いつまでも」お使いください

*ご利用上のご注意:
文例はご利用者の責任で活用ください。文例を使用した結果について、さくら文研は一切責任を負いません。

もし適切な文例が無い場合は、「お問い合わせフォーム」からその旨お伝えください。ご要望の文例に一般的な入用性を認められましたら、作成し、文例のラインナップに組み込んでまいります。また、オリジナルの文面をご要望の場合は「執筆依頼フォーム」よりお申し込みください。通常よりお求めやすい料金でご案内いたします。

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自分がテレワークになったことのご案内

企業の社員が取引先に宛てたもので、文例はメールを想定しています。 以下のメッセージを伝えます。
「今後、対応速度が変わります」
「当社は社会規範に則っています」
「当社は昨今の世情によらず稼動しています」

文例

件名:
御社担当〇〇の業務形態変更(テレワーク)のご案内

本文:
平素は格別のお引き立てをいただきありがとうございます。
このたび弊社は、昨今世界中に蔓延している新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府・地方自治体の要請に従い、機能の一部を自宅勤務(テレワーク)とすることになりました。

つきましては、今〇〇様とのメールやお電話のやりとりは、私担当〇〇の自宅より行うことになります。これにより業務に支障をきたす予見はありません。弊社の業務形態の一現状として、お知らせいたします次第です。

テレワーク予定期間 〇月〜未定
今後のやり取りに際し、メールアドレスに変更はありません。
電話番号は〇〇〇……(携帯電話)となります。
FAX番号は〇〇〇……
住所は社内規定により非公表とさせていただきます。

(最後に担当者向けに)
新型コロナウイルスの猛威は未曽有の国難とも伝えられています。〇〇様におかれましては、すでにご存知ご徹底のことと存じますが、引き続きご自愛くださいますようお願い申し上げます。

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個人商店が通常営業する

小規模店舗は死活問題ですから開店しないわけにいきませんが、ただ開けるだけでは非難の的になるので、しっかりメッセージを伝えます。
例文は飲食店で、「貼り紙・WEBサイト掲載」を想定しています。

文例

〇〇屋『安心安全宣言』

いつも〇〇屋をご愛顧いただきありがとうございます。
このたび私共〇〇屋は、厳しい世相の只中ではございますが、お客様に安心してご利用いただける店舗運営をお約束するために『安心衛生・安全営業』を宣言することにいたしました。新型コロナウイルスの感染拡大により自粛ムードの昨今ですが、衛生面を徹底強化し、地元の『食』のインフラとしての役割を果たしてまいります。引き続きご愛顧の程よろしくお願い致します。
但し、ご来店の際は左記、ご留意ください。

・入店時はマスク着用・アルコール消毒をお願いします。
・お席の間隔を十分に開けさせていただきます。
・スタッフがマスクで接客することをお許しください。

お客様のお声を伺い、一層の改善に努めてまいります。ご意見ご要望が御座いましたら、お気軽にお寄せください。

店主

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催事の無期限延期を伝える

仲間内の集まり、還暦・古希など賀寿祝いなどを無期限に延期する旨を伝えます。

文例

『〇〇〇の会』延期のご報告

拝啓 初夏の候、皆様にはご清栄のこととお察し申し上げます。
今般は新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により、東京オリンピック2020をはじめ、様々なイベントが延期や中止となっています。
これをうけ、私たち『〇〇〇会』も、幹部一同で話し合いを持ち、無期限の延期を決定しました。かねてより楽しみにされていた方々もおられることと思いますが、お互いの健康と未来のため、ひいては社会のために、苦渋の決断となりましたことをご理解ください。
尚、今回の決定は「延期」であり「中止」ではありません。ウイルスが鳴りを潜め、安心して外を出歩くことができるようになりましたら、再度日程を調整しご案内いたします。皆様におかれましては、その日に健康で笑って集まれるよう、ご自愛のほど、よろしくお願いいたします。

敬具

追伸:
幹事へのご意見やご質問は下記連絡先にお願いします。
(電話番号・メールアドレス等)

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催事の延期・中止を進言する

仲間内の集まり、還暦・古希など賀寿祝いなどを中止するように、幹事役の人間に伝えます。
文例は、計画された旅行を延期か中止にするように幹事に書き送る手紙(メール)文です。

文例

前略 昨今新型コロナウイルスが蔓延しております。〇〇様にはその只中にも健康でお過ごしのことと推察いたします。
今回お便りいたしましたのは、来たる某月某日に計画している『〇〇〇記念旅行』の延期あるいは中止のご提案です。
世間ではウイルスの感染拡大を受けて数々のイベントが中止になっています。実際にウイルスの猛威はいたるところに達している模様です。そんな中、計画を強行したとしても、果たして当初想像していた「楽しい旅行」になるでしょうか。私は「非常に難しいのではないか」と思います。
おそらく旅先では、想定していた歓迎やサービスは受けられず、むしろ距離を置かれて嫌な思いをすることになるでしょう。終了後、メンバーに体調異状が出たり、後から「訪問先で感染者が出た」と知らされたら、目も当てられません。そのようなことにならなくても、可能性があるだけで、メンバーは周辺から冷ややかな視線を受けることになるでしょう。
今回は万難を排し、計画を白紙に戻すべきです。今までに費やした時間や、各種料金払戻しの手間、キャンセル料等、いくらかの無駄が発生するかもしれません。しかし、いのちには替えられません。安心には替えられません。
〇〇様にはどうがご検討いただき、幹事各位にもはたらきかけていただき、良きご判断をたまわりたく存じます。

早々

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コロナ疎開を断る

感染が拡大している地域に住まう方が、そうでない地域へ脱出しようとするケース(通称『コロナ疎開』が増えています。この文例は、前者の人物が後者の人物に「そちらに身を寄せてもいいですか」と尋ねてきた時のお断りの文章です。
疎開をお願いしてくる人は、真剣そのもので、不安いっぱいです。気持ちは分からなくもありませんが、各自治体とも往来の自粛を呼びかけていますし、迎える側にとっては心から「来てほしい」とは思えないものです。
相手を気遣いつつ、こちらの気持ちをしっかり伝えましょう

状況は様々だと思います。もしあなたの家庭に高齢者や子供がいる場合、「家族を守るため」と押し切りましょう。あなたの要領が良ければ、優しい嘘を付くのもこの際一つの手かもしれません(「自分が病気である」「病気の家族がいる」等)。
ここでは答えにくいケースを紹介します。

文例 シチュエーション:独身の友人関係で、片方が在京・片方が地方住まい。在京の友人の通信アプリに返信すると仮定。

相手:
(そっちに行ってもいいですか?)


◆ストレート
ごめん。薄情なようだけど、それはできないです。うちの県でも行動の自粛を盛んに言っている。みんなで守らないと意味無いなって思う。融通利かないようだけど、分かってください。その他のことなら相談乗る。できる限り応えるよ。


◆話を逸らす(暗に示す)
そっち、とんでもないことになっているね。いつもニュースにかじりついてます。こっちに来たいという気持ち、すごくよく分かる。自分がそっちだったら同じことを考えるかもしれない。でも、今はこっちも、どこへ行ってもピリピリしていて、誰それが陽性だったとか、発症者の数こそ少ないけど、そんな噂で持ちきりです。やっぱり今は、政府や自治体の言う通り、外出しないこと、それが一番だと思う。動けば動くほど病気が日本中に蔓延する。そのことを一人一人が肝に銘じないといけないよ。


◆道を諭す
それちょっと待って。不安な気持ちは分かるけど「自分が別の地域に病気を持っていく可能性」とかあるでしょ。私だって、できることならそっちにいる友だち全員呼びたいよ。でも、そういうことをみんながやったら、誰かが病気になり、結果、悲しむことになるかもしれない。そういうのは絶対いやです。私が嫌われて誰かが救われるなら、私は嫌われてもいいと思ってる。でもそっちの気持ちはわかる。絶対乗り越えて。

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手助けに来ようとする人を断る

感染の少ない地域に住む両親が、感染拡大中の土地にいる子供の家族を案じ、やってこようとします。それを止める文面です。文例は「そっちにいこうか?」という義父母のメールへの返信です。

文例

お父さんお母さん

お気持ちありがとうございます。もしおいでになったら子供たちも喜ぶことと思います。
ご承知の通り、現在こちらは異常事態宣言下の特別な街です。テレビや新聞の報道を見ると、さぞかし不安に思われることでしょう。しかし安心してください。子供たちは学校が休みで感染の恐れから遠ざけられています。夫(妻)も私もテレワークで、人が集まるところにはまいりません。日常の買い物にも困っていません。ルールに従っていれば、家族は案外安心して過ごすことができるのです。
お父さんお母さん、いまはお気持ちだけありがたく頂戴します。コロナウイルスが落ち着きましたら、こちらからお招きいたしますので、その時は子供たちに「良く頑張ったね」と言ってやってください。その日まで、お父さんお母さんも、どうかご自愛くださいませ。

  • 「高齢者は感染リスクが高い」のような文言は「高齢者は邪魔者である」というニュアンスにとられる恐れがあるので避けましょう。
  • 夫婦がテレワークでない場合は、当該箇所を以下のように改めましょう。

夫(妻)も私もマスクとアルコール消毒を欠かさず、「子供第一」を合言葉に衛生を呼び掛け合っています。

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