代筆ご依頼者様ロングインタビュー
小説ご依頼者様インタビュー
◆平田様(仮名)の場合
ジャンル | 小説 |
規模 | 原稿用紙300枚 |
執筆期間 | 約1年 |
問1/小説代筆を依頼しようと思われた経緯を教えてください。
平田様:
大学で政治を学んで社会人になり、40歳を過ぎた頃に9.11事件にショックを受けました。「日本はこれからどうなるのだろう」と本気で悩むようになったんです。
その後、政治界隈の方々や本職の国会議員とじかに話をして言論の世界に関心を持ち、私も自分の意見を持って世間に物申したいという気持ちが強まりました。
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問いは(12)まであります
そして、いざ自分の思想を文章にしようと考えた時、小難しい論文にするよりも、誰でも気軽に読める小説にしたらどうかと思いました。
さっそくチャレンジしました。
もちろん、小説執筆なんてはじめてです。上手に書ける自信は毛頭ありません。
案の定、私が古い人間であるためか、文章が固く、子供たちに見せても「むずかしい」「おもしろくない」と言われ、核心部分に入る前に投げ捨てられてしまいました。
読んでもらうには、重たいテーマを現代風のエンターテインメント的な味付けで著さなくてはならないようです。
他にも困難がありました。私自身、毎日仕事があり、休日は家族サービスや読書に時間を割かねばならず、小説を書いている時間がないのです。
こうなるとお手上げです。自分では書けない、でも形にはしたい……。
問2/最初にどのようなアイデアをお持ちでしたか? また、形にするうえでどのような課題がありましたか?
平田様:
基本構成はいわゆる「ディストピア小説」です。国家や国民になんらかの厄災が降りかかります。地政学的な危機や政治腐敗などです(アイデアはいくつもありました)。
そこに主人公があらわれて問題を解決します。
彼が実践するのは、メタ的に言えば私の腹蔵する政治的意見なのですが、実現にあたって予想しえない困難が起こり、国民を苦しめます。
それを解決して平和に導く……というのが、主な構成です。
ヒーロー小説とも言えますね。
課題は、前述の通り、エンタメ化にあたり私が流行を知らないこと。文章を日頃書きなれていないこと、私に時間がないこと。
誰かに書いてもらうという発想は、最初からありました。
しかし、知り合いに自分の政治的な思想を吐露して物語化に加担してもらうのはセンシティブなことです。
私の思想は、自分で言うのもなんですが、パンク的なリベラルですから、その後の人間関係に支障をきたすかもしれません。
となると、私の周辺にいない、全く無関係の第三者に頼む必要があると思っていました。
問3/「さくら文研」をどのように知り、利用を決めたのですか?
平田様:
ネットで検索して見つけました。前述の通り、見ず知らずのライターさんに書いてもらう必要があると思ったからです。
いくつかのライター事務所にメールしました。SNSやクラウドソーシングにも連絡しましたし、つてをたどって1、2冊本を出しているようなプロとも話をしました。
その中で、さくら文研さんが最も柔軟でコミュニケーションがとりやすいと感じたので、正式に依頼をしたわけです。
一応申し上げておきますが、さくら文研さんが私のパンク的なリベラルに同調した、というわけではありません。
小説という創造性の範疇で、政治的な意見をコントロールする術を持っておられる……そこまでです。
問4/ご依頼時に、どのような情報や資料をご提供いただきましたか?
平田様:
私が途中まで書いていた企画のメモと、出だしの文章のデジタルデータをメールでお送りしました。あとは、参考になるネット記事などのURLですね。
見ておいていただきたい映画などもありましたので、ご案内しました。
アマゾンで購入してご覧になったそうです。
問5/打ち合わせや取材を通して、どのようにアイデアが整理され、具体化されたと感じましたか?
平田様:
最初に一度だけ対面してお打合せをしました。
事務所にお招きし、3時間ほど自説の大枠を語らせていただきました。ICレコーダーで録音されていました。
その後は電話やメールのやり取りです。
さくら文研さんからは事細かに質問と提案が来ました。
私は短気な性分なので「アイデアは渡したんだからさっさと文章にして!」と多少イライラしたりもしました。
しかし、ある時、「さくら文研さんは私にとって試金石だ」と気づきました。
私がこの人に分かるように説明しない限り、この人は私の意見を汲んだ物語を作ることができず、ひいては私の意見が読者に伝わらない。
多くの人々にじかに対面して事細かに説明するのは手間ですが、さくら文研さんにさえ丁寧に説明すれば、あとは本を通じていろんな人に同時進行的に伝わっていく。効率的なんです。
それに気付いてからは、冷静に、懇切丁寧に説明を申し上げました。
すると、さくら文研さんの提案の質が変わってきました。最後あたりはあちらの方が過激なリベラリストになっていたかもしれません……あくまで創作技術上≠ナすが。
問6/見積もりや構成案の提案時の印象や感想をお聞かせください。
平田様:
構成案は、さくら文研さんが私の草稿を下敷きにして、物語としてふさわしい流れに変換してくれました。
私はそれをさらに踏み込んで監修しました。
私はなるべくたくさんのエピソードを組み込みたいと思っていましたが、さくら文研さんいわく「散漫になりかねない」とのこと。
でもどうしても譲れなかったので、とりあえずそのまま仕上げてもらって、散漫になったらあとでカットしてもらうことにしました。
さくら文研さんは私の意向を汲んでなるべくたくさん組み込めるように努力してくださいました。あとでカットしたのはわずかで済んだように思います。
原稿料は、私が自分で草稿を仕上げていたので、企画の分だけ原稿用紙単価を割り引いていただきました。
安価だったのは地方価格(鹿児島)もあったかもしれません。東京の作家さんにゴーストを依頼していたらもっと跳ね上がっていたでしょう。
問7/制作中の進捗報告やコミュニケーションについて、気づいた点はありますか?
平田様:
私の小説は12章構成で、一章ごとに確認用のPDF原稿が送られてきました。
確認原稿に自分で手を入れたかったので「ワードファイルをください」とお願いしたところ、最新の原稿が私とさくら文研さんのどちらにあるのか分からなくなりかねないのでご一考くださいとのお返事でした。
いかがなものかと思いましたが、考えてみれば、さくら文研さんの方で最後まで責任をもって仕上げたいということなのだと思い、了承しました。
私の性格からして、進行中の原稿を手に入れたら、思い付きでアイデアを挿し込みまくって、構成案とかけ離れたものにしたに違いありません。
そうなると、さくら文研さんが次に送ってくる章とつながらなくなり、物語は完成しなかったでしょう。
物語づくりは長期間におよぶので、辛抱しながら丁寧に作っていくものなのだと知らされました。
※ さくら文研補足:各種条件にご同意いただけました場合、各章ごとの書き換え可能データのお渡しも承っております。
問8/初稿を受け取ったときの感想を教えてください。
平田様:
構成案作成の時に、小説でスペクタクルな効果を期待してはいけないと釘を刺されていました。映画のように派手なアクションや視覚効果は、文字だけの表現形式である小説では不向きだとのことです。
そんなものかなと思いつつ受け取った初稿は、インパクトのある情景描写が随所にちりばめられており感動しました。
「視覚効果も行けるじゃないですか」と言うと、「それはお客様の想像力が豊かだからです」と褒められました(笑)
ともかく、私が予想していた以上の筆力と表現力だったので、すごく安心したのを覚えています。
問9/修正プロセスでは、どのようなやりとりがありましたか?また、それがどのように作品に反映されたと思いますか?
平田様:
これは申し訳ないエピソードなのですが、私の政治的意見をもとに執筆していただいているにもかかわらず、途中で私自身の考えが変わってしまい、修正をお願いしたんです。
さくら文研さんでは基本的に一度本執筆に入った作品の構成案の変更は不可とされているのですが、無理を言って修正をしていただきました。
大幅な変更ではないつもりでしたが、全体に大きく波及しました。細部というのはおそろしいものだと実感しつつ、その細部に気が配れることへの感嘆は尽きませんでした。
まさに政治そのものです。
問10/完成した小説を読まれたとき、どのような感想を抱きましたか?
平田様:
素直に感動しました。構成案の通りといえばその通りなんですが、それ以上のものがあります。
構成案に書かれているストーリーラインは、基本的に出来事の俯瞰図なんです。
ところが実際の本文は三人称で、主人公の肩ごしの目線。そのカメラアングルでいろんな出来事が起こる。つまり構成案に描かれていない臨場感があるんです。
どうやって書いているのか聞くと、執筆しながらその都度最適な描写を模索しておられるとのこと。
こういう芸当は、単なる「筆まめ」「文章上手」ではできないことです。
問11/周囲の方々(ご家族、ご友人など)の反応はいかがでしたか?
平田様:
最初は電子書籍にして、その後、自家製本しました。
仲間に読ませると「おまえらしいな」と言われました。
驚いたことに、誰も私が書いたと信じて疑わないんです。
さくら文研さんには「自分が書いたことにしたい」と伝えていましたので、そのように文章を調節してもらっていました。私らしい表現でないところは、折々の修正で変更していただきましたし、納品後のワードファイルを自分で書き換えたりもしました。
読んだ人が「おまえらしい」と言ったのは、文章よりもストーリーそのものだったかもしれません。だとしたら、それも大成功です。
実際は、私とさくら文研さんの力が結集されているのです。そこでもさくら文研さんは見事な影となっています。
問12/他の利用者に向けたアドバイスがあればぜひお聞かせください。
平田様:
アイデアの価値って、自分の中であっためておくだけではダメで、やはり形にする必要があると思うんです。
形にするのは、自分以外の人に自分の想いを伝えるためでもありますけど、なにより自分自身でアイデアを咀嚼し、深めるため。
無理をすれば自力でできないことはないでしょうが、私はさくら文研さんというフィルタを通すことで、自分の考えをより客観的に知り、強固にすることができたと思います。
ゴーストライターは、単なる便利屋ではありません。代わりに書かせるならテキスト生成AIでいいんですから。ゴーストライターとのコミュニケーションを通じて自分自身に出会うことに、刮目すべき点があるのです。
その効能は、依頼してみた人でないと分からないかもしれませんね。

自分史ご依頼者様インタビュー
◆依田様(仮名)の場合
ジャンル | 半自伝・半小説 |
規模 | 原稿用紙300枚 |
執筆期間 | 約1年 |
問1/半自伝・半小説という一風変わった作品の執筆を依頼しようと思われたきっかけを教えてください。
依田様:
50を過ぎた頃、同級生の親友が病気で亡くなりました。
それまで老いや死について深く考えることはありませんでしたが、同い年の友人が亡くなり、はじめてはっきりと実感しました。
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問いは(13)まであります
自分もいつどうなってもおかしくない。時は無常に過ぎていく。その中で自分が生きた証はあるか……。
我が身を振り返ると、小さな事業は波に乗せたし、子供も自立したので、ひとまず無難にやりおおせたように思います。
しかし、心の奥深くを訪ねると、昔いだいていた夢、いつかやろうと思って忘れていたことなど、未達成のあれこれが無数に出てきました。
思い出した途端、いてもたってもいられなくなりました。
残り少ない人生、一つ一つ片付けていこう。
昔、亡くなった親友とバンドを組んでいた時、「いつかCDを出そう」と言い交わしていたので、遺された音源で実現しました。
好きだったビートルズの聖地巡りを、彼の写真とともに巡礼しました。
共通の知己をあつめて偲ぶ会をしました。
こういうことを通して、私がやりたかったことの多くは、親友と時間を過ごすことだったんだなと、改めて自分の本心を知りました。
そこでふと、自分の人生と亡くなった友人の「if」を集めて小説にしてみたい、という願望が生まれました。
早速自分で文章をつづり始めたのですが、書いてみるとなかなかうまくいかず、時間もかかります。
一方で、つくるからには素晴らしいものにしようと、製本や印刷について夢が膨らみます。
実際と理想のギャップに困難を感じ始めた時、文章のプロに小説を代筆してもらうという選択肢をインターネット上で知ったんです。
問2/最初にどのようなアイデアをお持ちでしたか? また、それを形にするうえでどのような課題がありましたか?
依田様:
核は自分と友人の関係性です。
物語の冒頭は本当にあった出来事で進み、彼が病気になるところまではリアルです。自分史と言えます。
そこから先、彼が全快して私と再び若い頃のようにいろんなことを楽しむ――というところはフィクション、小説です。
フィナーレのイメージは何となく頭の中に浮かんでいたのですが、現実とフィクションシーンのつなぎめと、そこからフィナーレへ盛り上げていくプロセスは、熱意だけでは書けないと思いました。
時間を費やせば力業で書けるかな?と思ったのですが、障害が2つありました。
一つは時間。事業をしていると忙しさにかまけてしまいます。
もう一つは、自分が小説世界の登場人物でもあるために、客観的になれないこと。
筆を執りながら、どこかで他人の目を入れなければならないと思いました。
全部書き上げたのちに誰かに読ませて修正するという考えもあったのですが、大規模なやり直しが必要になったらと思うと……最初から任せた方がよいように思いました。
問3/「さくら文研」をどのように知り、利用を決めたのですか?
依田様:
たまたま偶然、ネット上で見つけました。
ふと目にとまって、WEBサイトの概要を読んで、「代筆を頼むのもありかな」と。
とりあえず、どんな感じで任せられるのか、お値段はどのくらいか、メールフォームから尋ねたんです。
すぐ返信をいただいて、何度かやり取りをし、代筆お願いすることにしました。
決め手は、予算はもちろん大きいです。私の半自伝・半小説は原稿用紙で200〜300枚くらいを予定していました。大長編ですが、いくらかおまけ≠オていただいたいて。
それと、私がお送りした企画に、詳細な批評と提案を送っていただいたことも大きいです。
それを読んで、正直それをもとに私自身がもう一度チャレンジしてもいいかな、と思ったくらい。
提案だけ購入できるか打診すると、それでもOKとのお返事をもらいましたが、「自分の企画をもとにプロが文章化するとどうなるんだろう?」という別の好奇心が持ち上がってきて、最終的に「全部お願いしよう」と。
迷いはそれほどありませんでした。
いただいた批評と提案から、結構信頼をしていましたし、執筆前に作成していただいた構成案は、全部で20ページくらいありました。私のお送りした草稿より多く、それだけのものを書く時間をすでに取っていただいたわけです。
やり取りはメールだけで、顔も知らない、声も聴いていない状況だったのですが、不思議と不安はありませんでした。
問4/ご依頼時に、どのような情報や資料をご提供いただきましたか?
依田様:
私の書いた企画メモと、冒頭部分の原稿をお送りしました。
アイデアからお願いする場合と、草稿がある場合と、途中まで本文を書いている場合とで、原稿料が違いますよね?
私の場合は、企画の全体像を一応仕上げていた上に、本文の冒頭部分に着手していたので、かなり値引きになりました。
資料はマイクロソフトのワードファイルでお送りしました。
手書き資料として作中人物が住家の間取りなどの図面メモがありましたが、それは携帯電話のカメラ機能で写真を撮って送りました。
問5/打ち合わせや取材を通して、どのようにアイデアが整理され、具体化されたと感じましたか?
依田様:
送った資料に対し、メールでいくつか質問を送ってこられたので、回答を返信をしました。
そういうやり取りが何度かあって、それが打ち合わせにあたるのかな。
電話やオンラインミーティングで打ち合わせしてもよかったのですが(実際にその提案もいただきました)、私の方が事業で時間を取れず、結局全部メールのやり取りになりました。
構成案の作成に際し、企画の随所に提案をいただきましたが、基本的にこちらの意図を最大限にしていただき、一度こちらがお断りした提案は、二度と持ち出されませんでした。
実は私の中で、プロのクリエイターに対して偏ったイメージがあって……。自分がいいと思ったことを意固地にゴリ押ししてくるのではないかという不安がありました。
でも、それは最後まで全くありませんでしたね。
ただ、メディア特性ということについて、かなり細かくご指導をいただきました。
簡単にいうと、文字で紡ぐ小説という表現方法は、映画や写真とは全然違う、ということです。
ハリウッド映画のようなスペクタクルなものを小説にしようと思ったら、ちょっときびしいよ、と。
逆に人間の心理や人間同士のアヤといったものにはうってつけとのこと。
大変おもしろく、勉強になりました。
問6/構成案や見積もりの提案時の印象や感想をお聞かせください。
依田様:
構成案は、登場人物の設定やストーリー展開について綿密に表したものを確認させていただき、修正や変更をお願いしました。物語の細部はこのようにして仕上げていくのかと、感心していました。
見積金額は【原稿用紙枚数×原稿用紙単価】で、前述の通り単価を下げていただいたので、無事に自分の貯めていた小遣いで賄うことができました。
数度のメール打ち合わせを経て構成案が完成し、本文執筆にはいる直前に着手金の請求をいただきました。
提示額はお見積金額の1割程度。構成案の時点ですでに3稿・4稿と何度も変更を重ねていたので、その時点で全体の一割程度の着手金は妥当な感じがしました。
問7/制作中の進捗報告やコミュニケーションについて、満足した点や改善してほしい点はありますか?
依田様:
私の依頼した半自伝・半小説は10章構成でした。
1章書き終えるごとにチェック用原稿が送られてくるので、熟読して修正変更内容を返信します。
何稿かやりとりし、最終的に私が完全OKを出すと次章へすすむ、という流れです。
1章あたりにかかる時間は、その章のボリュームや複雑さによりますが、20日〜1か月程度です。
制作中は1週間〜10日に一度、進捗報告メールがありました。
目下構成案のどの部分を書いている、どういう部分で苦心している、どういう部分でもう少し情報が欲しい……といったことが送られてきます。
たまに「非常に苦労しているので、ご案内に時間がかかりそう」といったことも知らされました。
定期的に物語の続きが送られてくるのは、私だけが読める連載小説があるようで楽しみになっていました。
不満と言えば、ちょっと時間がかかることがあるくらい。
もっとも、急いで書き上げられて拙いものになるくらいなら、じっくり書いてほしいと思っていました。
問8/初稿を受け取ったときの感想を教えてください。完成形への期待感や、修正のリクエストがあれば具体的にお話しいただけますか?
依田様:
構成案を読んでいるので、どんな内容が送られてくるかはわかっているんです。それでも本文を読む驚きがある。
「ここをこう書くとは」「なるほど、こう来たか」という具合です。
自分がイメージしていたところと違うところもあるのですが、先を読み進めるとちゃんと意味のある違いになっている。辻褄だったり均衡だったりに整合性があるんですよ。
小説を書きながら常に俯瞰していられるところが「プロだな」「数を重ねておられるな」と感心しました。
自分だったら今書いているその部分をしたためるので精一杯ですからね。
そこを適切に全体を統御してくれる――それに気づいたら、任せることもひとつの楽しみになります。
問9/完成した小説を読まれたとき、どのような感想を抱きましたか?
依田様:
不思議な感じがしましたよ笑
前の質問で答えた通り、なにしろ大筋を自分で考えているんですから。構成案を読んでいるので、結末も知っているんです。
それでもなんというか、しみじみとした感慨がある。
適切な例えかどうかわかりませんが、人気小説が映画化された時のような。イメージが実体化した感じ。
筋を知っていても、切り口は自分にないものだから、新鮮です。
文章や描写については、さすがというほかありません。
実は依頼の際に「この作品はあくまで私が書いたことにしたい」と伝えていたので、あまり華美な描写やマイナーな語句のチョイスは避けてもらっていました。
私の送った資料やメール文から、いかにも私が書いたかのような文章に近寄せて全文を書いてくださいました。
問10/ご自身のアイデアがどのように作品に反映されていると感じましたか?
依田様:
文章にも企画にも、私らしさしかありません。その点は完璧です。
納品はワードファイルで、原稿料を全額お支払いした後は、晴れて原稿は完全に私のものになりました。
読み直して、どう考えても私の使う語句じゃないところや、私らしからぬ表現は、自分の手で改めました。
それにしても、仕上がった小説の一部分でも変更しようとすることの難しさと言ったら。
お城の石組みのように、ひとつの石が全体と絡み合っているんです。
容易なことではないですね。
問11/周囲の方々(ご家族、ご友人など)の反応はいかがでしたか?
依田様:
知り合いの印刷所に原稿データを持ち込んで印刷製本し、自費出版しました。
完成した本を友人知人に送ると、すぐに各所から感想が寄せられました。
多くの知人は亡くなった親友のことも知っていましたので、感激していました。
中には「おれも自分史や小説を書きたい」と言い出す人もいましたよ。
仕事関係で配布するとみな驚き、一目置かれるようになりました。中には「先生」なんて呼んで茶化す人もおりますが笑
いずれにしても、身の回りの人間関係が急に活性化したように感じます。
一つの本の生み出すエネルギーを、まざまざと知らされました。
問12/「さくら文研」のサービスについて、どのような点に満足されていますか? また、小説を完成させたことで、どのような気持ちの変化がありましたか?
依田様:
大満足です。長編小説を自分で書き終えるのは、時間的にも力量的にも不可能でした。
私の人生のやりのこしが叶えられただけでなく、人間関係まで活性化して、人生が次のステージに進んだかのように思います。
自分で文章を書いていないことについて、一時は自分も引っかかることがあったのですが、今はありません。
根幹となるアイデアは自前ですし、修正変更も自分の意志です。
それに、ものづくりというのは、全体を指揮する人・企画する人・技術を用いる人など、分業で行うものです。
実際の商業作品でも、作家と編集者が揉み合って作品をつくっているといいます。
小説や物語は、必ずしも、徹頭徹尾一人の力で完成させなければいけないものではないと思います。
だって、チームの方がいいものができるに決まっているのですから。三人寄れば文殊の知恵です。
問13/他の利用者に向けたアドバイスがあればぜひお聞かせください。
依田様:
本をつくるきっかけは、親友との関係と人生の夢、その2点でした。さらに、それらをいかに形にするかがポイントでした。
一から自分で何もかもやろうと努力することも、意義のあることだと思いますが、人生の時間は有限ですし、人に頼む方が理があると思います。
この年齢になると「どうやって夢を叶えるか」でなく、「どれだけの数の夢を叶えるか」が大事です。
思い残してしまわざるをえないことを、一つでも減らそうとする意識です。
もっとも、夢は叶えれば叶えるほど、次々に生まれていって、新しいステージを提示してきます。
それにより、人生が驚くほど厚く豊かになります。
私はそれを、本づくりを通じて知ることができました。
今迷っている方は、躊躇せず、問い合わせだけでもしてみるのがいいのではないでしょうか。

さくら文研の代筆をご利用のお客様の声
さくら文研ではレーベル立ち上げ以来、たくさんの代筆依頼をいただき、小説をはじめ、自分史・エッセーなど様々な経験を積ませていただきました。お客様からいただきましたお褒めの言葉を一部紹介いたします。
M様 50歳
◆ご依頼内容: エッセイ/草稿あり/200枚/3か月
我が家で起こった爆笑の出来事を無理を言ってお願いしました。
本物のプロの腕前を見させていただき感動いたしました。
さくら文研より:個人フィルム化を念頭においた執筆のご依頼でした。
ストーリーの面白さをそこなわず、実写化予算を考慮してシーン数、登場人物数を工夫しました。

K様 41歳
◆ご依頼内容: 物語/草稿あり/10枚/1週間
冒頭シーンだけという無茶な依頼にもかかわらず、お引き受けいただきました。
少ない枚数にかなりの情報をもりこんでいただき、感服です。
さくら文研より:もともと小説を書かれるお力のある方の原稿を触るのは、なかなか難しいことです。
冒頭以降を熟読し、書かせていただきました。

T様 38歳
◆ご依頼内容: メルマガ配信用小説/完全オリジナル/10枚/2週間
メールマガジンのワンコーナーとして書いていただきました。
小説を広告的に扱うにあたりアドバイスまでいただいたうえ、
素晴らしい原稿を執筆いただき、ありがとうございます。
さくら文研より:IT関連企業様のメールマガジンで、ホームページの効率化を謳いあげる内容をお求めでした。
草稿はありませんでしたので、アイデアを複数案ご提出し、選んでいただきました。

N様 20代
◆ご依頼内容: ブログ掲載用小説/テーマあり(草稿なし)/10枚/2週間
特殊な世界観にもかかわらず、ありがとうございました。
とてもいいです!とても面白いです!
オリジナルのシーンもすごく面白くて好きでした。
さくら文研より:ファンタジーという珍しいご依頼でした。
ブログ掲載用の文章は、横書きで読んで目が疲れず、改行を多く、文章を短くするなど、工夫が必要です。

Y様 50歳
◆ご依頼内容: 自分史/草稿あり(断片)/280枚/6か月
50歳を迎える前に自分の半世紀をまとめようと自分史を思い立ったのですが、暗礁に乗り上げ、諦めていました。
執筆をお任せすることで、内容に集中できたので、いいものが出来上がりました。
感謝です。

N様 64歳
◆ご依頼内容: 自分史/草稿あり/320枚/10か月
定年を迎え、自分が積み重ねてきたものを後世に伝えたいと思い、依頼しました。
取材をうけるうちに、自分自身の軌跡に新しい発見をしたり。
この感動は、自分独りで書いていても得られなかったと思います。
自分史づくりの面白さも、自分史に加えたいほどです。
すばらしいパートナーシップを、ありがとうございました。
