社史作成のすすめ③ 社史の活用法｜制作段階から完成後まで企業成長に役立つ具体策

社史作成のすすめ③
いいことづくめの社史作成
制作段階から完成後まで企業成長に役立つ具体策

社史は単なる記録にとどまらず、企業の成長やブランド強化に活用できる重要な資産です。

制作段階から完成後まで、多様な場面で有効に機能させることができます。ここでは具体的な活用法を段階ごとに解説します。

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制作中の活用：社史作成委員会の意義

社史の制作過程においては、若手社員を中心とした「社史作成委員会」を編成することが重要です。

この取り組みにより、会社や業界の知識を深めるとともに、ベテラン社員とのコミュニケーションの場が自然と生まれます。

世代を超えた交流は組織の活力を高め、社員の一体感や愛社精神を醸成する役割を果たします。

社史作成委員会の構成と役割

• 若手社員の主体的な参加による学びと成長の促進
• ベテラン社員の経験や知識の継承
• 委員同士の連携による組織内コミュニケーション強化

プロのライターを活用し、完成度を高める

ただし、委員会のメンバーは本業を抱える社員であり、構成や原稿制作に時間を割くのは現実的ではありません。

そこで推奨されるのが、プロのライターを加えることです。

社史の構成や執筆は専門のライターに任せ、委員会は情報提供と監修を行う体制をとることで、負担を分散しながら質の高い成果が得られます。

さらに、ライターは社内に属さない部外者として、委員会の提案を客観的に捉える「第三者の目」としても機能します。

社内では見落としがちな視点を補い、単なる年表ではなく読み物として魅力ある社史に仕上げることができます。

「さくら文研」ではこのようなプロライターの参画も含めた社史制作支援を行っています。

協力者との連携が生む新たな可能性

同業他社や取引銀行、ベンチャーキャピタルなど外部関係者に社史作成への協力を依頼することも有効です。

「表記の許可」や「一筆寄せ」をお願いすることで関係性を深め、新たなビジネスチャンスが生まれる可能性があります。

こうした外部連携は企業の信頼性向上にも寄与し、社史が対外的な広報ツールとしての役割を果たすきっかけとなります。

完成後の活用：記念行事と社員教育

完成した社史は単に保存するだけでなく、周年記念行事などで関係者と共有し、社内外の絆を深める場として活用しましょう。

また、新人教育のテキストや社内研修の教材として使用することで、社員が企業の歴史や価値観を理解しやすくなります。

これにより組織の一体感が増し、モチベーション向上にもつながります。

メディア活用で企業イメージ強化

社史の出版をニュースリリースとして発表し、メディアで取り上げてもらうことは企業イメージの向上に有効です。

新たな社会的評価を獲得し、ブランド価値を高める好機となります。

特に上場企業や成長企業にとっては、信頼性や透明性を示す手段としても注目されます。

継続的な更新がもたらす組織力強化

社史作成委員会は一過性のものにせず、継続的に活動を続けて追記や編集を行うことが望ましい。

これにより最新の経営戦略や企業文化の変化を反映し、社員の結束力や愛社精神をさらに強化します。生きた社史は組織の未来を支える貴重な資産となります。

社史作成代行ご依頼　お客様の声

創業記・会社史をつくりたい

さくら文研に社史作成をご依頼いただいたお客様へのインタビューアニメーションです。
円滑な代替わりと企業価値を高めるブランディングのツールとして、創業者の立志伝を提案された社長秘書さん。取材・作成時の実際と、伝記のもたらした思わぬメリットについて語っていただきました。