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孤独・孤立に関する話題を報道で盛んに聞くようになりました。
2025年に警察庁が発表した統計によると、2024年1年間で自宅で亡くなった一人暮らしの人数は全国で7万6020人、そのうち死後8日以上経過して発見された人は2万1856人。
これは孤独死に関する初の統計データで、前年、前々年対比が読めないところから増減は不明ですが、このような統計が取られ始めたということ自体が、世情を反映させた結果なのでしょう。
成熟した国家が少子高齢化社会になり、国民の孤立・孤独が増大するということは、以前より専門家から警鐘を鳴らされていました。イギリスは2018年に孤独・孤立対策担当大臣を配置し、対策を始めています。
今回は、孤独・孤立問題について、さくら文研なりの分析と解決策をまとめてみました。
◆このページのコンテンツ
内閣官房の発行資料に次の一節があります。
「孤独」とは主観的概念であり、ひとりぼっちである精神的な状態を指し、「孤立」とは客観的概念であり、つながりや助けのない状態を指す。
(孤独・孤立対策の基本理念・基本方針等に関する議論の整理)
「孤独」は感情や気分といったもので、「孤立」はひとつの状態、ということのようですね。
親戚や知り合いがたくさんいても、分かり合えなければ「孤独だ」という感覚に陥ります。積極的に触れ合おうとはしないでしょうし、相手方も頻繁な接触を試みないかもしれません。でも、つながりはあるので、緊急事態の際は助け合うことがあるかもしれません。
一方、孤立は、まるっきり人間関係がないので気づいてもらえません。
冒頭の「8日以上経過して発見された」亡くなった方は、ここに含まれるのでしょう。
緊急時を引き合いに出すのは極論だ、と非難があるかもしれません。中には一人でいるのを好む人がいます。
「孤独・孤立の何が悪い!」
悪くないです。哲学的に陶冶して自ら竹林や桃仙郷に分け入る人は、それでいいのです。
ところが、成熟国家の少子高齢化社会における中年以降の孤独と孤立は、本人の意向によらず、弊害をきたします。
人は、だいたい40代くらいから覇気が減退してきます。人生の先がうっすら見えてきて、大きな可能性を想像することができなくなるからです。
50代になると体力がなくなり、職場での位置も頭打ち。こどもは大きくなって自我がつよくなり、親の言う通りにもなりません。
60代をすぎて仕事をリタイヤすると、環境が激変します。定年退職し年金生活を迎えて「やっと自由時間だ」と思っても、職場ばかりが人間関係だったために友人がいません。こどもは家を出ています。伴侶はとっくの昔に箸の上げ下ろしも気に障る相手になっていましたが、定年後は顔を合わせる回数が増えて余計に苛立つように。熟年離婚は当然の流れです。ここで別れず70代を迎えると、小康関係に戻るのですが……。
離婚や死別で一人暮らしになり、朝から晩までひとりぼっち。
近所の居酒屋で常連になろうとしたり、シルバーやクラブに加入して人間関係を作ろうとしても、うまくいきません。
とかく穏やかな人でも寄る年波のために「クセ」はついているもの。
「ああいう常識のない連中とは付き合えない」
「なんでああいうことを言うかな」
と愚痴が出て顔を出さなくなりますが、おおよそご当人も周囲からは同じことを思われているものです。
こうなると内閣官房が定義する「孤独」そのものですね。
ここで孤独を放置するとどうなるでしょう?
「やるだけやってみたが無駄だった」
「結局世の中はそんなもんだ」
「自分自身も、昔のようにはいかないしね」
孤独状態を受け入れるようになります。独りぼっちが長すぎて、感覚が鈍麻していくのでしょう。
こうして「セルフネグレクト」が起こります。自分自身を大事にしなくなります。
人は自分の合わせ鏡です。人は相対する他人を想定し、「その人を尊重しよう」「嫌われないようにしよう」と努めることで、自分自身を高めたり律したりすることができます。それがなくなると、自分を高める必要がなくなり、自分自身への意識が希薄なります。
「そんなことはない!わたしはだらけることが大嫌いだ!」
という人も、薄皮を剥がれていくように、だんだん摩耗していきます。自分への関心が失われ、自分の環境への配慮もなくなります。生活に関心が持てなくなります。お惣菜の弁当ガラが放置され、洗濯物は山積み、洗っていない食器がシンクからあふれています。いわゆる「ゴミ屋敷」はこうして出来上がるのです。看てくれる家族がいれば施設などに入れるのでしょうが、孤立していると気づいてもらえません。
ごみ溜めの中でテレビやネットをぼんやり眺める日々は、脳のおとろえを加速し、認知症を引き起こします。
ゴミの山に巣食うネズミが家電のコードを噛んで漏電。火花が引火し部屋に火の手が上がります。衰え切った孤独者は危険を認知できず、そのまま死亡――。
一人の悲しいエピソードとしてとらえるだけなら「かわいそうだねえ」で終わります。
しかし、ゴミ屋敷だの火事だの、ご近所はたまったものではありません。
行政が孤独・孤立を社会問題視するのは、それが明らかに公共の不利益を招く原因になっているからです。
こうして考えると、孤独に陥ってしまう根本的な要因は、自省のなさにあるようです。自省といっても、「反省セヨ!」とネガティブに自分を責めるのではありません。人生の折々に立ち止まり、自分自身の歩んできた道のりを客観的に振り返り、ある程度踏み固めた上で先に進んでこなかったことに原因があるように思います。
孤独で足元を踏みくじいた人は、会社人間であり、家庭人間、子育て人間で、つまり主体を自分自身に置かずに生きてきました。
急に与えられた老年の自由の前に「何をしていいのか分からない状態」に陥り、自らをこじらせてしまった、と。
「おれは会社と家族のために尽くしてきた!」
「わたしは我慢に我慢を重ねてきた!」
「「それなのに何の報いで……怒」」
そんな風に怒る人は図星なのでしょう。
しかしなににしても手遅れということはありません。いまからでも自分を取り戻す旅に出ればいい。それが、自分史づくりです。
いうまでもなく、自分史は「自分を振り返って文章にする」こと。良かったことも残念だったこともひっくるめて自分自身のわだちを追います。
現在の自分自身が、「過去の自分」というおのれと分かちがたいものと真摯に向き合い、それをどう書くか――どう解釈するか――を判断します。
もしかすると、この作業で「人生の良かった出来事の一つ」だったものが「最悪の引き金になった出来事の一つ」になるかもしれませんし、その逆もありえます。
それを決定するのは「今の自分」。
あなたは自分の人生全般を裁き、支配する立場となるのです。
あなたはあなた自身と向き合う工程で、孤独ではありません。あなたは過去の自分に尊厳を抱き、自分を律して是非を論じる責任があるからです。
ほかにも、自分史を書くメリットはいくらでもあげられます。
そもそも「ものづくり」は脳を活性化し、生き甲斐をみなぎらせるものです。そこに上達を感じさせる側面があれば、新たなよろこびともなるでしょう。
孤独への対処としての自分史は、ご自身で作成する必要があります。
とはいえ、締め切りがなく、気長でゴールの見えづらい執筆活動は、頓挫しがちです。
以下の3点を肝に銘じることをお勧めします。
書き終えることなく途中で投げ出してしまったら、自己嫌悪を生じさせ、セルフネグレクトが加速します。
納期を決めましょう。10か月です。
半年では短く、1年では余裕があるように感じてしまいます。
最初の2週間で構成を仕上げましょう。生まれてから今日に至るまでを章分けします。
章は短くして、次々に進んでいきましょう。書き足りなくても構いません。全部書き上げてから加筆すればいいのです。とにかく、不細工でも書き上げてください。
せっかく書くのですから、他人様に読んでもらうことを意識してください。今の時代はネットがあります。ブログのような媒体を用いることも、電子書籍化して販売することもできます。
名文・名作を書く必要はありません。読んでくれた人にきちんと意味が伝わるか考えて文章を記しましょう。
「意味が伝わるか」は、簡単なようでなかなか難しいものです。
なぜなら「こう書いたら伝わるだろう」と思う気持ちは、意外に自分本位だからです。自分本位を疑う気持ちが、人生を再解釈する際に客観性を持たせます。
毎日少しずつ進めてください。
「面倒だから今日は休もう」
「体がきついから明日にしよう」
この「一日くらい」の積み重ねが頓挫を招きます。1日休んだら前に書いた半分は忘れると思ってください。内容を思い出せたとしても、前とつながるような文章が書けなくなっているものです。
ある程度の分量を書けたなぁと思っても、書き終わるまで最初から読み返すのは止めましょう。かならず書き直したいところが出てきます。一度触ると次々とそんな箇所が出てきます。進捗は遅くなるばかりです。
読み返すのは目下取り掛かっている章に限定することをお勧めします。
「書き終わった自分史を、プロの手でさらによくしてほしい」
「印刷製本してほしい。電子書籍にしたい。出版したい」
ぜひ、さくら文研にお問い合わせください。 そのほかにも
「構成や資料集めはできたのだけど、身体が悪くて書けない」
「半分くらい書いたけど、こんがらかってきた」
「本来一人で書くべきだけど、相談に乗ってほしい」
このような皆さんのお手伝いもよろこんでお引き受けいたします。
孤独に打ち勝つ強靭な自己を獲得するために!
さくら文研は自分史づくりをお勧めいたします。
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