制作事例
世の中は、言葉のやりとりで出来ています。新聞は文字、テレビは話し言葉で伝えます。世の中の技術が進歩して、インターネットやメールが生まれましたが、そこで用いられているのはやはり言葉。その点だけは、時代が変わろうと、全然変わらないのです。
ご依頼主 | 元地方議会議員 |
依頼内容 | 選挙ツールとしての小説。公約が実現されたあかつきの地域像を描いてほしい。 |
ご依頼主は、とある地方自治体の元議員。二期目の選挙で落選してしまいました。なぜ落ちたのか、しばらく反省の日々を送られたそうです。
“理念も公約もキチンと立てた。自身のスペックも決して悪くない。なのにどうして落ちたのだろう……。”
考え抜いた結果、自分の個性や理念がうまく有権者に伝わりきらなかったことに問題があると気付かれたそうです。どうすればうまくアピールができるか検討した結果、「そうだ、小説にしよう」と、さくら文研にお問い合わせをくださいました。
さくら文研からは「ご自身の半生」プラス「伝える公約を一つに絞って訴求」する形でならお引き受けしますと、条件を提示させていただきました。
これはあくまで「小説でアピールすることを前提としたプラン」です。正直に言って、小説というメディアを選挙ツールとして活用することには疑問がありました。選挙関係の配布物は、なかなか読んでもらえません。パッと見のデザインから工夫しなければ【チラ見】→【即チリ籠】なんてことに。よしんば手に取って表紙をめくってもらえたとしても、小説のような長々とした文章を読んでくれる時間を、有権者が日常生活の中で取ってくれるかどうか 甚だ疑問です。
さくら文研からは、さらに「ターゲットは若者」「ライトなタッチ・ライトな表紙」「一度で読みきれる薄い小冊子」など、条件を大幅に絞りこんでいただきました。ご依頼主様も若い男性でしたので、これらの条件に賛同してくださいました。仕上がりは上々で、配布後、ご依頼主様は確かな手応えを感じておられたようです。
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世の中は言葉のやりとりで出来ている 社会生活の礎をなす政治の世界も同じです。どんなに素晴らしい理念を抱き、能力を有していても、それを的確にアピールできなければ、誰も見向いてくれません。
ちなみに、選挙で図画文書を展開する際はルールがあります。関係法規に則り、適切な政治活動・選挙活動を行いましょう。違反すると、大変ですよ。
ジャンル | 青春コメディ |
規模 | 原稿用紙100枚 |
執筆期間 | 6か月以内 |
価格 | 25万円以内 |