広報誌掲載の就任挨拶作成代行｜代筆カルテ・さくら文研

フツーの人がフツーに生きている限り、何らかのコミュニティーの代表に選任されたり、新聞や雑誌に寄稿しなければならないことなんて、なかなかありません。……と言いつつ、フツーを敢えてカタカナで表記しているのには、そこに不測の事態が発生する可能性があることを暗に示しているのであり、それはつまり、いつ誰が何に選任され「文章を出せ」と言われてもおかしくない、ということです。

何だか回りくどい書き出しになりましたが、今回の代筆カルテ、お客様はコチラ。

この方は土木関係の経営者で、大勢の前で話をするのは慣れっこですが、文章を書くことは日頃全く無いそうです。「なぁに、しゃべるように書けばいいさ」と軽い気持ちでいたら、締切一週間前になって全然書けないことに気付きました。思いが空回りするだけではありません。下手なことを書いて勘繰られたり、周りが迷惑したりしないかと、筆が弱気になってしまうのでした。そこでさくら文研にお問い合わせをくださったのです。

年度替わりの時期になると、さくら文研にはこの手のご依頼が急に増えます。町内会、PTA会長、保護司会、ボランティア団体などなど。ロータリーやライオンズなどになりますと、刊行物に知事や国会議員クラスと並んで掲載されることもありますので、日頃文章を書かない人には高いハードルに感じられるでしょう。

けれどもこれらのあいさつ文はだいたいの定型があり、それを逸脱しなければ余程でない限り他と遜色の無い原稿ができあがります。過去例をタップリ読んで研究しましょう。それでも書けない場合、あるいは「ちょっとでもオリジナリティを出したい」という場合は、さくら文研にお問い合わせください。

このご依頼主様の場合、ご自身もその小学校の卒業生で、想いが募って空回りしていらっしゃるところがありました。そこでさくら文研は、やりたいこと、言いたいことをザックリと箇条書きにしてもらい、優先度順に並べていただきました。この手法でメッセージを絞り、原稿を制作したのですが、こんなお返事が……

良い原稿なんですが、これだと私にヤル気があり過ぎるように思います。執行役員の方々が「何か任されるんじゃないか」とビビりそうです。それに、来年度以降に会長をやる人たちに重たい前例となりそうです。

なるほど。
良い文章とは、通常「良く伝わる文章」「はっきりわかる文章」と言われますが、このように使用される場面によってはいくらか曖昧としている方が好ましい場合もあります。こういったことは文章を必要とする方のお立場・お心持によって様々ですので、さくら文研はしっかり耳を傾け、ご入用相当の文章を制作するよう心がけています。